絵本紹介 #2 はじめてのおつかい 他

絵本紹介の第二弾です。

有名な「はじめてのおつかい」、と同じ著者の「あさえとちいさいいもうと」の2冊です。
筒井頼子作、林明子絵。福音館書店から出ています。

特徴は、
・子どもにとって本当にありそうなストーリー
・細かいところまで描き込まれた絵
・癖がなく、万人受けしそうな可愛らしい絵柄
などなど。

この2冊、どちらもしゃべる動物とか魔法みたいな出来事なんかは出てきません。
「はじめてのおつかい」はおつかいに行く話、「あさえとちいさいいもうと」は行方不明になった妹を探す話。
どちらも身近な話題で、その中で起きるのは等身大な出来事ばかり。それでいてハラハラドキドキ。
そこが、子供にとっては入り込みやすい要素なのだと思います!

絵は、細かいところまできれいに描かれていて、よーく見ると発見がたくさん。
例えば、「はじめてのおつかい」で、落としてしまった100円玉を探すシーン。

どこかな?

ちゃんと目立たないところに100円玉が落ちていて、一緒に探している気分になれます。
お店の品物、町中の様子、どれも書き込みが本当に細かいので昭和の住宅街に入り込んだ気持ちになります。

絵柄は、人も建物もかなりリアルだけど淡い色彩で、見ていて目にも優しい。
子供の顔は、ちょっと目が小さめの日本人らしい顔つきで、読んでいる子もより入り込みやすい気がします。

どちらも、表紙は本編の一部のシーンで、裏表紙は本編のその後を描いています。
裏表紙はほんわかしていて、よかったねと声をかけたくなります。
表紙も裏表紙も手抜きなしで、サービス精神がすごい!なんて思っちゃいました(笑)。

ただ、平成も終わる今の時代だと、若干親が批判されそうな内容ではありますが・・(幼児だけでの留守番、おつかい)。
それだけあの時代の日本は平和だったということでしょうね!

文:カナ


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。