6月6日 『名前』の話
この花は『ノビネチドリ』山に入ると出会うラン科の植物です。
今日は『名前』の話をしましょう。
生物の研究で(自分は研究などしていません!)『名前を確認する』ことを『同定』と言います。研究を進めるうえでの第一歩であり『名前』はとても重要です。・・・でも・・・『名前を憶えている事』を自慢げに言う人に会うと『名前が重要なのか!』と反発したくなります。
そう!『名前が重要』なのではないのです。でも、『名前』を知ることでそいつに『近づく』ことができ、こちらの意識を向けることができます。そいつを尊重するための『ゲートウェイ』ともなるのです。また、多くの人と『情報』を『共有』するための条件ともなります。
これは『生物の名前』に限りません!よく言われることですが、『色の表現』をいっぱい知っている人は『色』を識別する能力が高くなる!これは教育の世界では常識です。つまり、『赤』を『赤』としか表現できない人は『赤』は『赤』でしかないのです。
『名前』を知ろうとすることは『友達』になる第一歩!
『名前』を知っていることだけで満足することで『友達をなくす』!
昨年、絵本大賞に選ばれた『なまえのないねこ』!涙腺が緩んでしまった自分はもう途中から・・・・・・・