4月17日 旅する者

 朝、6時、快晴、無風。関野さんの所でビニールハウスの作業・・・


・・・クー・クェー・クェー・・・(ちょっと、擬音語の表記のしかたがわかりません。・・・全然伝わらないでしょ・・・)
・・・目を上に向ける。・・・白鳥!・・・何羽いるだろうか・・・30羽?50羽!高度は1200~1500mだろうか。北、冷水峠方向へ、きれいなⅤ字編隊飛行だ!
思わず作業の手を止め、20mくらい離れて作業を続けていた関野さんに指で示す。
・・・朝陽に、羽ばたく翼が白く輝く!しばし、見とれて
『そうだよね!今日しかないよね。今日は一日、がんばるのかい?シベリアまではまだまだ遠いからね!ガンバレ!春だね!』

 「あんなの、初めて見た!」と、関野さん。
 「確かに、赤井川は白鳥たちの渡りのルートからは少し外れた位置にあるからね。」
『旅』には時々、悲壮感、哀愁が漂うことがある。でも、今日の白鳥たちには『旅への期待』しか感じない。・・・これは、自分の気持ちか・・・

 写真は、春の宮島沼。雁の大群(5万羽)。雁行=編隊飛行、この編隊飛行には「翼端渦」を利用した「省エネ飛行」という要素がある。レポートで少し込み入った話をしよう。