6月1日 デンプンの話:その2

『わらび餅』なんて、小さいころそんなに食べてない。

 50年ぐらい前、小学生のころ夏休みはよく千葉県で過ごした。
母親の実家や親せきがいたからだ。墓のある佐倉の親せきの家に行くと決まって『うな重』と『葛餅』が出た。自分はなぜか『ウナギ』が食べられなかった。(今は違う意味で、めったに食べられない)・・・『葛餅』は大好きだった。あの『きな粉』と『黒蜜』・・・
 『葛餅』の『葛』ももちろん葛の根から採れる『デンプン』だ。
 もっとみんなが知っているのが『片栗粉』だ!当然、カタクリの根から精製した『デンプン』ということになるが、市中に出回っているものは『ジャガイモ』から精製された『デンプン』だ。調べていくと『カタクリ』から採れる『デンプン』もなかなか凄そうだ!『滋養効果』『腹痛を抑える』・・・。で、サイトによっては『ジャガイモから精製されたものにはそれらの効果はない!』と断言していた。
 しかも、『カタクリ』は種から成体になるまで8~9年、寿命は40~50年、更に5月に芽が出て、花をつけ、種を落としたら、地上部分はすぐに枯れてしまう。今日、森の中を探しまわったが本当に一本もなかった!!11か月は球根(鱗茎?)だけで過ごす。
 可憐で、か弱そうに見えるのに、そんなに『凄い』やつだったんだ!
(花の写真は5月上旬に撮ったもの、下は、今日その『凄いやつ』、ただし、植えておいたものをを掘り起こし、食べてみた!!・・確かにデンプン質だが・・・)