8月13日 ・・Last sigh・・・

 ・・・今日は、彼女の三回忌です・・・

Remember that the air shares its spirits
with all the life it supports.
The wind that gave our grandfather
his first breath also receives his last sigh.
 
 2018年8月4日、自分は死の淵から抜け出し、退院することができた。敗血症による多臓器不全の一歩手前で踏みとどまった。
 でも、その間にも彼女の状況は悪化の一途をたどった。体重は1.35㎏まで落ちている。加齢性の腎臓疾患・・・なすすべもない・・・
 『緩和ケア』と思って、点滴も注射もした・・・でも、あまりにも辛そうだ・・・
 12日・・・ひどい痙攣を繰り返す・・・抱きしめて抑え・・・「大丈夫だから・・・」「大丈夫だから・・・」・・・ハア、ハアと苦しそうだ。・・・また痙攣・・・抱いたまま、夜を過ごす・・・
 13日午後・・・たぶん、もう意識はほとんどないんだろう・・・体が苦しんでいる・・・「・・・もういいよ・・・」「楽になっていいよ・・・」・・・涙が彼女の上に落ちる・・・「・・・もういいから・・・」
 ・・・彼女は息を微かにはいて・・・
涙があふれ、体が震える・・・「よかったネ・・・」「辛かったネ・・・」・・・「長生きしたね・・・」・・・「ありがとう・・・」

 

 1996年11月10日、彼女は家にやって来た。息子がどこかから拾って来た。まだ、ロンパリの仔ネコ・・・
 それから、21年・・・いろいろあったネ・・・「本当に、ありがとう・・・」